パイプカット体験談、恋愛、雑談、独り言、ジャンルフリーな徒然ブログ

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パイプカット体験談 -その14- 「痛み」

前回の題目から派生したこの番外編。

手術中、ベッドに横たわり頭上の照明の灯りを眺めながら、

ある出来事がずっと頭の中にありました。

 

 

もう何年も前に、ある病院の一室で、

同じように横たわり、でもそれはベッドではなく、分娩台で。

 

 

 

そう。

それはとある産婦人科。

ベッドではなく分娩台。

でも、出産ではありませんでした。

 

 

 

中絶手術でした。

 

 

ことの経緯は、というかその子は、当時の、何年も前の彼女でした。

結婚はしていなかったけど、2人とも産むつもりでした。

 

 

結局、周囲の強い反対の声に押されるように、

その妊娠を諦めることになってしまいました。

なんの言い訳もないと思います。

なんだかんだで1人の赤ちゃんを2人で殺してしまったも同然だし、

何の覚悟もなくそういう自体に至ってしまったことは、

弁解の余地もないと思います。

今でも、じゃあどうすればよかったのか?反対を押しきって?

でも、本当にあの当時の自分たちに子どもを育てきる力があったのか?

悩み出したら今でも答えが出ない、というのが本音です。

 

 

一番辛かったのは、彼女だったでしょう。

厳しい見方をする人がいるとしたら、「彼女も加害者だ」というかもしれない。

でも、少なくともそれ自体はおれの行動1つでなんとでも防ぐことが出来たことなのです。

やっぱり、他人はどう言えど、おれのなかでは、彼女も「被害者」だと思います。

 

 

 

彼女は、ずっと泣きじゃくっていました。

 

 

 

あの日、こんな風に天井の灯りを眺めながら、どんな気持ちでいたんだろう・・・

ふと、今回の手術中に思い出してしまいました。

 

 

結局、その後、それはもう人間関係だからいろんなことがあってすれ違いもあって。

 

 

今、彼女はおれの知らない誰かと一緒になっていると思います。

 

 

 

根は底抜けに明るい人だったから、

その素の姿をちゃんと導いてくれる素敵な男性と出会ってくれたら良いな、

そう今は思ってます。

 

 

 

望まない妊娠は防ごう!

なんていうけど、世の中、おれも含めて、

数え切れないほどの同じような出来事があるんじゃないかと思います。

産むことを決断したとして、それが100%絶対幸せに繋がる、

なんて簡単に言えるような世の中でないことも事実だと思います。

 

 

 

あの台に上がることがどれほど辛かったことか

どれほど痛かったことか

どれほど自分を責めたか

 

 

なんだかんだいっても、おれには到底想像し尽くせないものだろうって思います。

 

 

今回、自分はこの手術を終えることで、

少なくとも今後、同じような思いを相手に与えることはなくなりました。

 

痛いだの何だのいったって、所詮このレベルの痛みです。

3~40分で終わって、そのあと原付に乗って移動してたくらいです。

 

 

女の子は、産むにしろ、堕ろすにしろ、相当の痛みと闘うことになります。

 

 

こんな僅かな「痛み」を自分が経験することで、

「望まない悲しみ」「痛み」を防ぐことが出来るんなら、

すすんで男がやるべきだと思います。

というかやれ。

 

 

もちろん、個人個人諸事情はあると思います。

この手術を行ったが最後、もう自分の子孫は望めない、と考えた方が良いでしょう。

将来、再婚等することがあった場合、その女性との子どもは、絶対に望むことは出来ません。

相手にもそれを理解してもらう必要もあります。

隠して付き合って、もし将来「不妊治療する?」とかなったら、絶対バレますよ?

だから、それを考慮するなら、パイプカットは選ばない方が良いかもしれない。

 

 

 

痛そうだから

 

これが理由でためらう人がいたら、

本当、ヘタレだなって思います。

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